ひとりごと
漫画や小説の読書感想文やイラスト、
日々の雑記。
山口芳宏『学園島の殺人』
……実は私、こっそり反省しておりました。
世間的評価の定まったベテランにならともかく、新進気鋭の作家に対して
前回のエントリーは厳しすぎたのではないかと。
せめてシリーズものなら2作目以降も読んでから、
いろいろあれこれ書くべきだったかもと。
いきなりしんみり状態から入ったのは、
そんな義務感から買った新作『学園島の殺人』を読んで、
シリーズ1作目『妖精島の殺人』に
大乱歩のような耽美さや幻想性を求めた私の方が
あきらかに間違っていたのだということがよくわかったからです。
この人はそういう作家さんではないのだ。
それをはっきり悟りました。
見当違いの方向で落胆して申し訳なかったとむしろ謝罪の方向で。
というわけで『学園島の殺人』、
がらりと趣を変えて、著者本人がカバー折り返しで
「中高生に読んでもらいたい」と書いているように、
ハッキリ言ってジュブナイル。
筆が軽快で、読むスピードも一作目より三倍くらい早い。
著者が楽しんで書いているなあということが伝わってきます。
今回も最初のみ語り部の違うシステムなのですが、
前回の柳沢氏と違って今回は甘酸っぱい女子高生ですし、
柳沢氏のように無駄にくどくもなく、
さくっと謎に入るので読みやすいです。
舞台は全寮制の学園を中心に、そのOBや研究者で構成されている、
貨幣制度に至るまで独特のシステムを持った島。
交通網も独自に発達し、島の中で生活がすべてまかなえる
整備された高度な学園都市ですが、
式神地区という場所にいわゆるスラムが構築されてしまい、
問題視されています。
その学園の生徒である葉子は、親友の桜から不穏なメールを受け取り、
寮から姿を消した彼女を探していたところ、
存在しないはずの列車と、伝説の黒いサンタクロース、
そして放置された生首を目撃する――
島シリーズということで
貧乏な主人公たちの交通費や滞在費が懸念されましたが、
今回は国会議員様の依頼ということでその心配は要りませんでした。
とにもかくにも主人公森崎と探偵真野原は、
その学園の理事長として名前だけ貸している国会議員に頼まれて、
生徒と教師として潜入し、捜査をすることになるわけなのですが……
まあ、はじめからRPGだのエロゲだの、
「集英社ばかりだがいいのか」と楽屋落ち含めた漫画ネタだののオンパレードで、
この馬鹿げた漫画じみた設定のクッションを作ろうとしてますが、
ぶっちゃけあほらしい「再生の書」だのなんだのという設定を、
許せるか許せないかが
今後このシリーズをずっと楽しめるかどうかの境目だろうなと思うわけです。
中高生向けの漫画の設定だと思えばまあ、多少目をつぶって読めるか…
というくらいのスタンスで読み進めると、
その大きいが正直どうにもあほらしい謎ときよりも先に、
ちいさな、達成感のあるクエストがいくつか用意されていて、
そういう「読者を退屈させない趣向」はこの人の巧い所だなあと思います。
そしてそのちいさなクエストをこなしている最中に、
「生首の高速移動」という、いかにも本格推理らしい謎が読者に提示されます。
ここから「再生の書」のばかばかしさが薄れてくるので、
ここまでくれば最後まで読まされてしまいます。
というわけで最後まで読みましてその感想は、
『妖精島』よりさきにこっちを1作目にすべきではなかったのかと。
筆が明るくて読みやすかったし、
『妖精島』よりずっとキャラクターが生き生きしていましたし。
作者の持ち味とか個性とかが、理解しやすいし。
……いやでもですね、うん、
新人の作品を読んでもレビューどころかタイトルすら出さないことも多い中で、
こうして2作もレビュー書いてるんだから、
きっと私はこの人に何か期待するところがあるんだと思うのですよ、
だから厳しめのことも書いてしまうのですよ……と予防線を張りつつ。
以下厳しめの意見が続きますので嫌な方は避けてください。
ミステリなんだから暗号は作ろうよ。
「なんだか謎の文字が書いてあってそれを専門家に頼んだらこう解読されました」は
ないでしょうよ。
「再生の書」という設定そのものがこのうえなくリアリティがなくてばかばかしいのだから、
せめて「暗号を自力で解く楽しみ」くらいミステリファンにください。
物語上必要な設定としては「簡単な暗号」で良いわけなのだから、ちゃんと考えましょうよ。
暗号として最初は読めなくてだんだん内容がわかってきて、って流れがあれば
このばかばかしい設定ももう少し入っていきやすくなったのに。
主眼であった「生首の謎」に関してはよく出来てると思います。
理屈としては。
ああいう感じのトリックを作るのが好きな作家さんなんだな、と理解しました。
が。
心情的にはなにひとつ理解できません。
あのトリックを作ったあの人はキ(出版禁止用語)か?
こんな性格破綻者というか狂人の行いを、
「遊び心」とか……いろいろ本気ですかなんなんですかあの人たち。
今回は小さなクエストとか救世主とか、RPGを意識させようさせようとしているけれど、
作者までゲームを作ってる気分になっちゃいましたかと思わざるを得ない。
そのへんの筆加減を、
一応新人さんなんですから編集の人はもうちょっとセーブさせてくれないと…
「ああ、やりすぎたな」と思う箇所がちらほらあります。
地力はある作家さんだと思うので、そのへんの匙加減を覚えていただければなあ…
要するに物語のための、あるいは作者が楽しむための設定が、
先に勝つ癖のある作家さんなのだと思います。
小さなことですが、たとえば菜緒子さん。
彼女は優秀で心優しくお金持ち、隠し切れない品のある明るい美人さんで、
「同性にファンクラブまであるほど」という
物語上必要ない設定が語られるのですが…
私のような読者は彼女に、「まだ語られていない壮絶な過去」があって、
そのために彼女がいろいろ複雑な心理状態にあることを匂わされているから、
彼女に対しての好悪の判断は保留状態になっていますけれど、
物語上彼女に接している「その他大勢のキャラクター」たちはそうじゃない。
目の前にいる彼女だけを見て彼女を判断するわけですよ。
で、付き合ってもいない、幼馴染ですらない男の下宿に薄着で上がりこんで
勝手に掃除をし、勝手にエロゲを捨て、「見せパン」などといって下着を見せてからかい、
いろんな男性に気を持たせるそぶりをくりかえし、
あまつさえ路上で好きでもない男とあまり気にせずディープキスをするような人に対し、
男性はともかく、はたして女性が「ファンクラブ」を結成するものでしょうか?
無茶言うな。
さすがの森崎だって怒ったわけですよ。
その行動の理由を知らない周囲の女性はもっと不愉快でしょう。
まあ『妖精島』の柳沢のくだりでさんざん書いたことなのですが、
この作家さんは、男女の機微というか、恋愛関係を描くのが巧くない。
そのせいで菜緒子が割を食ってるんだろうなと感じます。
少年向けジュブナイルだと思えばまあいいかと思うのだけど、
少年向けジュブナイルだからなのか妙に色気のあるシーンを描きたがるから、
ちょっと気になってしまいますね。
レビューを書くのを放棄した某新人さんの作品に比べれば、
山口芳宏さんは女性キャラクターを大切に描いてるとは思いますけど、
それでもね、やっぱりね。
どんなリベラル思想だか知らないがそんなことのために
いくら消えるとはいえ娘の肌に針を入れさせる親ってなんだそれ馬鹿野郎。
笑えません。
そもそも。
なぜあの王国の王女の話が必要になるかわからない。
王国の方に何のメリットがあるのですか。
引き受ける方がまったく理解できない。
王女の人生なんだから、ゲームじゃないんですから。
豆腐のくだりまでは笑えました。面白かった。
しかし麻雀で王位継承権云々はやりすぎた。
それは笑えません。
国民がいるんだから、ゲームじゃないんだから。
厳しい意見の方がどうしても冗長になるものだから、
全体的なイメージとしてダメな本として読んだように見えるかもしれませんが、
繰り返しますが明るい文章で、飽きさせない展開で、楽しく読んだんです。
面白かったんです。
だから「ああもうこれがなけりゃ~!」と思ってしまうわけなのです。
ダメな本だったらそもそも何も書かないですから!
いろいろ考えながら書いてるうちに、心情的な流れより設定が勝ってしまうことや、
面白いシーンを書いていて筆が滑ってやりすぎてしまうことは、
新人のうちはどうしたってあるものですし、新人のうちはまあ見逃せますけども、
編集さんはそのへん、ストップをかけたりするのは仕事のうちじゃないんでしょうか…
編集さん仕事してんのかよとどうしても思うのは、
表紙のイラストのせいで、
物語中盤以降まで作者が隠しているある秘密のうち2個が、
ミステリ読み慣れた読者には最初からバレバレだっていうことなんですよ。
「やっぱりそうだった」と明かされたとき、正直アホかと突っ込み入れましたもの。
この絵師、いい絵を描きますけども、絵自体は好みですけど、
嫌がらせなんですかそれとも天然なんですか、
それとも「本格ミステリ」がよくわかっていないのですか。
表紙のラフが上がってきたときにダメ出しするのは誰の仕事?
いろいろ書きましたがしかし全部、少年向けの漫画だと思えば許せる範囲。
中高生向けのライトノベルレーベルならば、
「意外なところに本格的なミステリを書く力を持った作家がいるぞ!」
というスタンスで紹介しているであろうと想像できます。
そういう心構えで読むと、普通に笑いながら楽しめると思います。褒めてるよ。
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世間的評価の定まったベテランにならともかく、新進気鋭の作家に対して
前回のエントリーは厳しすぎたのではないかと。
せめてシリーズものなら2作目以降も読んでから、
いろいろあれこれ書くべきだったかもと。
いきなりしんみり状態から入ったのは、
そんな義務感から買った新作『学園島の殺人』を読んで、
シリーズ1作目『妖精島の殺人』に
大乱歩のような耽美さや幻想性を求めた私の方が
あきらかに間違っていたのだということがよくわかったからです。
この人はそういう作家さんではないのだ。
それをはっきり悟りました。
見当違いの方向で落胆して申し訳なかったとむしろ謝罪の方向で。
というわけで『学園島の殺人』、
がらりと趣を変えて、著者本人がカバー折り返しで
「中高生に読んでもらいたい」と書いているように、
ハッキリ言ってジュブナイル。
筆が軽快で、読むスピードも一作目より三倍くらい早い。
著者が楽しんで書いているなあということが伝わってきます。
今回も最初のみ語り部の違うシステムなのですが、
前回の柳沢氏と違って今回は甘酸っぱい女子高生ですし、
柳沢氏のように無駄にくどくもなく、
さくっと謎に入るので読みやすいです。
舞台は全寮制の学園を中心に、そのOBや研究者で構成されている、
貨幣制度に至るまで独特のシステムを持った島。
交通網も独自に発達し、島の中で生活がすべてまかなえる
整備された高度な学園都市ですが、
式神地区という場所にいわゆるスラムが構築されてしまい、
問題視されています。
その学園の生徒である葉子は、親友の桜から不穏なメールを受け取り、
寮から姿を消した彼女を探していたところ、
存在しないはずの列車と、伝説の黒いサンタクロース、
そして放置された生首を目撃する――
島シリーズということで
貧乏な主人公たちの交通費や滞在費が懸念されましたが、
今回は国会議員様の依頼ということでその心配は要りませんでした。
とにもかくにも主人公森崎と探偵真野原は、
その学園の理事長として名前だけ貸している国会議員に頼まれて、
生徒と教師として潜入し、捜査をすることになるわけなのですが……
まあ、はじめからRPGだのエロゲだの、
「集英社ばかりだがいいのか」と楽屋落ち含めた漫画ネタだののオンパレードで、
この馬鹿げた漫画じみた設定のクッションを作ろうとしてますが、
ぶっちゃけあほらしい「再生の書」だのなんだのという設定を、
許せるか許せないかが
今後このシリーズをずっと楽しめるかどうかの境目だろうなと思うわけです。
中高生向けの漫画の設定だと思えばまあ、多少目をつぶって読めるか…
というくらいのスタンスで読み進めると、
その大きいが正直どうにもあほらしい謎ときよりも先に、
ちいさな、達成感のあるクエストがいくつか用意されていて、
そういう「読者を退屈させない趣向」はこの人の巧い所だなあと思います。
そしてそのちいさなクエストをこなしている最中に、
「生首の高速移動」という、いかにも本格推理らしい謎が読者に提示されます。
ここから「再生の書」のばかばかしさが薄れてくるので、
ここまでくれば最後まで読まされてしまいます。
というわけで最後まで読みましてその感想は、
『妖精島』よりさきにこっちを1作目にすべきではなかったのかと。
筆が明るくて読みやすかったし、
『妖精島』よりずっとキャラクターが生き生きしていましたし。
作者の持ち味とか個性とかが、理解しやすいし。
……いやでもですね、うん、
新人の作品を読んでもレビューどころかタイトルすら出さないことも多い中で、
こうして2作もレビュー書いてるんだから、
きっと私はこの人に何か期待するところがあるんだと思うのですよ、
だから厳しめのことも書いてしまうのですよ……と予防線を張りつつ。
以下厳しめの意見が続きますので嫌な方は避けてください。
ミステリなんだから暗号は作ろうよ。
「なんだか謎の文字が書いてあってそれを専門家に頼んだらこう解読されました」は
ないでしょうよ。
「再生の書」という設定そのものがこのうえなくリアリティがなくてばかばかしいのだから、
せめて「暗号を自力で解く楽しみ」くらいミステリファンにください。
物語上必要な設定としては「簡単な暗号」で良いわけなのだから、ちゃんと考えましょうよ。
暗号として最初は読めなくてだんだん内容がわかってきて、って流れがあれば
このばかばかしい設定ももう少し入っていきやすくなったのに。
主眼であった「生首の謎」に関してはよく出来てると思います。
理屈としては。
ああいう感じのトリックを作るのが好きな作家さんなんだな、と理解しました。
が。
心情的にはなにひとつ理解できません。
あのトリックを作ったあの人はキ(出版禁止用語)か?
こんな性格破綻者というか狂人の行いを、
「遊び心」とか……いろいろ本気ですかなんなんですかあの人たち。
今回は小さなクエストとか救世主とか、RPGを意識させようさせようとしているけれど、
作者までゲームを作ってる気分になっちゃいましたかと思わざるを得ない。
そのへんの筆加減を、
一応新人さんなんですから編集の人はもうちょっとセーブさせてくれないと…
「ああ、やりすぎたな」と思う箇所がちらほらあります。
地力はある作家さんだと思うので、そのへんの匙加減を覚えていただければなあ…
要するに物語のための、あるいは作者が楽しむための設定が、
先に勝つ癖のある作家さんなのだと思います。
小さなことですが、たとえば菜緒子さん。
彼女は優秀で心優しくお金持ち、隠し切れない品のある明るい美人さんで、
「同性にファンクラブまであるほど」という
物語上必要ない設定が語られるのですが…
私のような読者は彼女に、「まだ語られていない壮絶な過去」があって、
そのために彼女がいろいろ複雑な心理状態にあることを匂わされているから、
彼女に対しての好悪の判断は保留状態になっていますけれど、
物語上彼女に接している「その他大勢のキャラクター」たちはそうじゃない。
目の前にいる彼女だけを見て彼女を判断するわけですよ。
で、付き合ってもいない、幼馴染ですらない男の下宿に薄着で上がりこんで
勝手に掃除をし、勝手にエロゲを捨て、「見せパン」などといって下着を見せてからかい、
いろんな男性に気を持たせるそぶりをくりかえし、
あまつさえ路上で好きでもない男とあまり気にせずディープキスをするような人に対し、
男性はともかく、はたして女性が「ファンクラブ」を結成するものでしょうか?
無茶言うな。
さすがの森崎だって怒ったわけですよ。
その行動の理由を知らない周囲の女性はもっと不愉快でしょう。
まあ『妖精島』の柳沢のくだりでさんざん書いたことなのですが、
この作家さんは、男女の機微というか、恋愛関係を描くのが巧くない。
そのせいで菜緒子が割を食ってるんだろうなと感じます。
少年向けジュブナイルだと思えばまあいいかと思うのだけど、
少年向けジュブナイルだからなのか妙に色気のあるシーンを描きたがるから、
ちょっと気になってしまいますね。
レビューを書くのを放棄した某新人さんの作品に比べれば、
山口芳宏さんは女性キャラクターを大切に描いてるとは思いますけど、
それでもね、やっぱりね。
どんなリベラル思想だか知らないがそんなことのために
いくら消えるとはいえ娘の肌に針を入れさせる親ってなんだそれ馬鹿野郎。
笑えません。
そもそも。
なぜあの王国の王女の話が必要になるかわからない。
王国の方に何のメリットがあるのですか。
引き受ける方がまったく理解できない。
王女の人生なんだから、ゲームじゃないんですから。
豆腐のくだりまでは笑えました。面白かった。
しかし麻雀で王位継承権云々はやりすぎた。
それは笑えません。
国民がいるんだから、ゲームじゃないんだから。
厳しい意見の方がどうしても冗長になるものだから、
全体的なイメージとしてダメな本として読んだように見えるかもしれませんが、
繰り返しますが明るい文章で、飽きさせない展開で、楽しく読んだんです。
面白かったんです。
だから「ああもうこれがなけりゃ~!」と思ってしまうわけなのです。
ダメな本だったらそもそも何も書かないですから!
いろいろ考えながら書いてるうちに、心情的な流れより設定が勝ってしまうことや、
面白いシーンを書いていて筆が滑ってやりすぎてしまうことは、
新人のうちはどうしたってあるものですし、新人のうちはまあ見逃せますけども、
編集さんはそのへん、ストップをかけたりするのは仕事のうちじゃないんでしょうか…
編集さん仕事してんのかよとどうしても思うのは、
表紙のイラストのせいで、
物語中盤以降まで作者が隠しているある秘密のうち2個が、
ミステリ読み慣れた読者には最初からバレバレだっていうことなんですよ。
「やっぱりそうだった」と明かされたとき、正直アホかと突っ込み入れましたもの。
この絵師、いい絵を描きますけども、絵自体は好みですけど、
嫌がらせなんですかそれとも天然なんですか、
それとも「本格ミステリ」がよくわかっていないのですか。
表紙のラフが上がってきたときにダメ出しするのは誰の仕事?
いろいろ書きましたがしかし全部、少年向けの漫画だと思えば許せる範囲。
中高生向けのライトノベルレーベルならば、
「意外なところに本格的なミステリを書く力を持った作家がいるぞ!」
というスタンスで紹介しているであろうと想像できます。
そういう心構えで読むと、普通に笑いながら楽しめると思います。褒めてるよ。
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