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戦国ブームを考える。

……というほどのこともないですが。

何かというと、本日書店に寄りまして、
大羽快『殿といっしょ』4巻と、
東郷隆『センゴク兄弟』を買って参りまして、

『殿といっしょ』アニメ化決定

という帯をみてびっくりしたからです。

いや好きですよ? ゲラゲラ笑って読んでますよ?
いやしかしそれにしても何でもかんでもアニメ化だなあ、という感想が
一番最初によぎったのは否定できないわけでして。
ちょっと落ち着いてみると、なんとなく楽しみになってきたりもしますが。
「戦国ムーブメント」はすごいんだなあ、と感じ入りました。

先日アニマックスの一挙放送で、
戦国ブームの火付け役という世間的立ち位置の
「戦国BASARA」を見る機会がありまして、
ああこりゃあ人気出るわー
笑ったり意外と熱血したりしながら楽しんで見ましたよ。

私はゲームをあまりしない性質なもので、
残念ながらまったく原作は存じません。
なのでアニメの途中で、
徳川家康が死んだときには
頭の中が整理できなくて時間が止まりました。


参った! 
……ああ私はもうとっくに頭の固いオトナなんだと痛感しました。

すごすぎるプロダクションIG、予備知識なしで見て「いいなあ」と思うと
大概ここが作ってるということに最近気づきましたが、天才集団ですか。
現在は「君に届け」も毎回泣いてます。
二期はちゃんと本放送で見ますわ!

というわけでようやく火付け役を見たような情報弱者な私ですが、
偶然ながら「個人的戦国時代ブーム」は
世間様と多分さほど時期的にはズレずにあって、
ゲームとアニメにあまり詳しくない私にとってのその火付け役は、

宮下英樹『センゴク』
大羽快『殿といっしょ』

だったわけなんですよ。
両極端なマンガだけども(笑)。

その両翼を本日買ってきたので、こんなタイトルのエントリーに。
まあ『センゴク兄弟』は小説版なわけですが。

なんといいますか、テレビが「歴女」なんて名前をつけたせいか
なんやかんやと意見があるようですが、
今更何を言ってるんですか、と私なぞは思うのですよ。


日本の乙女に生まれた
からには、


『ベルサイユのばら』
を読んだ影響で
世界史で異様にフランス革命史にだけ詳しくなり、
『日出処の天子』を読んだ影響で
日本史の飛鳥時代は常にテストで満点を取り、
『あさきゆめみし』を読んだ影響で
源氏物語の人間関係は全部頭に入ってる、


それで当然
なんですよ(笑)。


今更「歴女」とか目新しいもののように言われなくても、
そのラインナップに今世紀になって
戦国時代が加わっただけじゃないですかね。

ただベルばらが受けたから、日出処が受けたから、
各社一斉にフランス革命だ飛鳥時代だ、
ってあの頃、そんなに一色に染まったかなあ?
という疑問は沸きます。

当時の記憶が鮮明にあるわけでもなく、
単に気がついてなかっただけかもしれないし、
あまり批判めいたことは言わない方がいいのかもしれません。
が…

雑学が受けたら雑学ものばかり、
おばかキャラが受けたらバカ解答ばかり、
メイドが受けたらメイドものばかり、
執事が受けたら執事ものばかり、
戦国時代が受けたら戦国時代ものばかり…

という昨今のマスコミの流れには、正直辟易しますね。
雑学もメイドも執事も歴史ものも大好きですけど、でもさ。
ハンバーグが好きでも毎日は嫌なの。



まあそんな世間の動きとは特に関係なく
『殿といっしょ』4巻、面白いです。
今回は信長の「それはズルくないか?」が一番好きかも。
朝倉義景の「ただし初夢が~」も捨てがたいですが。

そしてここにきて北条氏の
異常なキャラ立ちが波及してたいへんなことに。

ここの直江大好きだ。
でも友達にはなりたくない。

まさか小松殿にきゅんとする日が来るとは思わなかったよ!
なにこのいい話!
この父娘可愛くてたまらん。

姫若子から殿若子にジョブチェンジした長宗我部元親、
……の弟である親泰が、いかん私のツボをつく「弟ポジション」。
今後の活躍が楽しみです。

……と、四コママンガの感想を列記しただけでも、
出るわ出るわ個性的なキャラクターの数々。

無論定期的に戦国時代がブームにもなるのも当然です、
これだけキャラの立った武将がわんさかですし。

私のような詰め込み世代はことあるごとに
「日本はダメだ、日本では天才は生まれない、個性のない凡人集団」
と洗脳されてきたわけですが、
いやいやどうしてどうして。

今現在の教育現場のことは存じませんが、
学生時代を振り返るにつけ、
もっと日本史の授業は偉人のエピソードを語り、面白くすればよかったのに、と
歴史の授業でだけでなくもっと自国の偉人の伝記を
日本の子供たちは知らなきゃダメではないかと思っていたもので、
こういうブームはそういう意味では大変良いのかな。

種子島の鉄砲伝来エピソードで、史実かどうかは知りませんが、
山本兼一著作『ジパング島発見記』の中に、

普通にいくとサムライはものすごく怖いけど、
嵐で漂着した船には日本人は警戒せず親切にするので、
鉄砲を売りつけるためにわざと嵐の中を航行する、
というくだりがあり、

学生時代からなんとなく思い描いていた「鉄砲伝来」イメージが
ものすごい勢いで覆されて、なんだか変に感動したんです。
この見透かされ感が、善きにつけ悪しきにつけ
「日本人だなあ」って感じがして妙に好きなんですけど、

こういう話を歴史の授業で聞きたかったなあ!



いや史実だったとしたらですけどね。
でも「こういう説もある」でもいいですよね。


さて
『センゴク兄弟』はこれから読みますよー!

今回はずいぶんととっちらかったエントリーで申し訳ない…



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